時は2024年…本格AI時代到来!
猛スピードでAI技術は進歩し、私も時代に付いていきたいといろんなAIを試している日々ですが、
使いこなすには至っておらずまだまだ初心者です。
さて、今回ご紹介する『Midjourney(ミッドジャーニー)』ですが、数多くのAI画像生成ツールの中でも屈指の人気を誇ります。
現在では完全有料化され、無料で使えるプランはなくなりましたが、その人気は衰えることなく継続中ですよ!
その人気の秘密に迫るべく、ずっと気になっていたMidjourneyを使ってみました。
Midjourneyはなぜ人気なのか、誰でも使うことができるのか、使用して感じたことと合わせてお伝えしていきますね!
Midjourneyとは?料金や使用方法は?
Midjourneyは、最新のAI技術を駆使して開発された画像生成サービス。
ユーザーがプロンプト(AIに対する指示)を入力するだけで、それに基づいた高品質な画像を生成することができます。
Midjourneyは、リアルな画像からファンタジー、抽象的なアートまで、多様なスタイルの画像を生成する能力を持っているんです!
そのクオリティの高さから特にクリエイティブな活動をするユーザーの人気を集めていますよ。
Midjourneyの料金プラン
Midjourneyは昨年まで無料で使えるプランがありましたが、現在は全て有料となっています。
使用するには月額もしくは年額プランに加入する必要がありますよ。
※2023年3月時点の情報です。
ベーシックプラン (Basic)
- 月額料金: $10
- 年額料金 (月額換算): $96 ($8/月)
- ファストモード時間: 3.3時間/月
- 商用利用: 可能
スタンダードプラン (Standard) - 月額料金: $30
- 年額料金 (月額換算): $288 ($24/月)
- ファストモード時間: 15時間/月
- 商用利用: 可能
プロプラン (Pro) - 月額料金: $60
- 年額料金 (月額換算): $576 ($48/月)
- ファストモード時間: 30時間/月
- 商用利用: 可能
メガプラン (Mega) - 月額料金: $120
- 年額料金 (月額換算): $1152 ($96/月)
- ファストモード時間: 60時間/月
- 商用利用: 可能
その他
- リラックスモード(無制限で画像が生成できるモード)はスタンダートプラン~。
- ステルスモード(画像やプロンプトを非公開にする)はプロプラン~。
- 最大同時生成枚数
Basic⇒3、standard⇒3、pro⇒12、mega⇒12 - 総収益が100万ドルを超える企業はプロもしくはメガプランへの加入が必要です。

一番お試ししやすいのは10$のベーシックプラン。
日本円で約1500円から利用可能です!
Midjourneyを使うにはDiscordが必要
Midjourneyを使用するためには、Discordアカウントが必要になります。
Discordはゲーマーを中心に人気のあるチャットアプリで、多くのコミュニティが存在しています。
実はMidjourneyもその一つで、このプラットフォーム上でのみ動作するAI画像生成ツールなんです。
利用開始の手順はざっくりですが以下の通りです。
Discordアカウントを持っていない場合は、新規に作成する必要があり、これは無料で作ることができますよ。



チャット入力で画像生成できるのは楽チン♪
他のAIとは一味違う?
Midjourneyが人気な4つの理由とは
Midjourneyは2023年から完全有料化されましたが、今なお多くの人が利用し人気を博し続けています。
無料で使えるAI画像ツールが他で出ているにも関わらず、なぜお金を払ってでもMidjourneyを使いたい!と思う人が多いのでしょうか。
私は、Midjourney以外にもAI画像ツールを使用していますが、
OpenAI社の「DALL-E」やCanvaのAI画像生成ツール、Adobe社の「Firefly」など無料で手軽に試せるこれらのツールは本当に素晴らしいですよね。
(※DALL-E自体は無料ですが、有料のChatGPT-4が必要です)



最近のAIはすごすぎます、、。
他のAIも確かにすごいことは間違いないのですが、Midjourneyならではの良さがあり、それが人気の理由につながっていると思います。
では、そんな理由を4つ紹介していきますね!
リアル!高品質な画像生成能力
Midjourneyは、非常にリアルで詳細な画像を生成する能力があります。
高精細で、写真と見間違うほどのリアルさを実現。
風景、人物、静物など、あらゆるジャンルの画像を高品質な状態で生成することができますよ。
以下は簡単なプロンプトで出力してみた画像です。
「地中海沿岸のディナー」


「宇宙の星間探索」


「幻想的な森の風景」





写真みたいにキレイです!
個人的には、特に幻想的な雰囲気を出すのがMidjourneyの得意技なのかなと思っています。
画像を扱うプロの方々の使用も多いようで、アート、デザイン、マーケティングなど高いビジュアル品質が求められる場面で活躍してくれます!
AIで画像生成をしていると、「きれいだけど、何か変…!」のようなことも多々起こるのですが、
最近のMidjourneyはさらに進化していて、大まかなイメージを出すだけであれば、不自然な画像が出てくることはあまりないです。
洗練された画像+進化した今のMidjourneyはまさに無敵状態…!?ですね!



Midjourneyなら簡単に高品質な画像が作れるので、安心感がありますね
独自スタイル!アニメ風からリアル写真まで幅広い表現ができる
Midjourneyのプロンプトは、文章形式ではなく単語で入力していきます。
例えば、「寝ている猫、屋根の上、晴れの日」このように区切って使います。
(日本語でも可ですが、英語の方が良いと言われています)
プロンプトは人物の表情やポーズ、風景や世界観まで自由自在に設定可能ですよ。



プロンプトを知っていればいるほど、Midjourneyの世界は広がります!
さらに、パラメーターという細かい設定を追加して生成方法自体を変えることも可能なんです!
~パラメーター例~
●アスペクト比(縦横比)の変更
●生成クオリティ(品質)の値の設定
●表示してほしくない要素を除外できる
●前に出した画像と同じ雰囲気で生成する
など
個人的にMidjourneyで一番好きなのは「にじジャーニー」という機能。
この設定をすると、可愛いアニメ風イラストができちゃうんです!
やり方は簡単!「– niji 5」をプロンプトに付け加えるだけ(^^♪
(※最後の数字はモデルナンバーなので変わる可能性があります)
↓こんな可愛いアニメ風イラストを生成することができます!




にじジャーニーで可愛いイラストを出すのは楽しすぎてやめられません(笑)



ずっとにじジャーニーしていたい…✨
Midjourneyは単語でシンプルに入力していくからこそ、さまざまな細かい設定ができます。
ぜひ、いろんなパターンの画像を出してみてください♪
Midjourneyは商用可!さまざまな用途への活用ができる
AIで作った画像を商用で使いたけど、著作権は大丈夫なの‥?
はっきりしないとトラブルが怖いし、不安に感じて使いづらいですよね。
私もブログなどに使いたいので、いろいろ調べるのですがAI画像に著作権はなし!という解釈や場合によってはNGという解釈もあり。



使っていいの?ダメなの?
どっちなんだい…!?
AI技術の急速な発展で法整備が追い付いていないのが現状なのかなと思いました。
はっきりしない問題ですが、Midjourneyなら(ほぼ)大丈夫!!
有料会員は商用できるとはっきり明記されているので、安心して使用することができますよ。
ただし、元の画像が実在する人物やキャラクターを使用したりする場合は著作権が発生すると思いますので、ご注意くださいね。



権利を気にせず使用できるのはうれしいポイントですね♪
他の人の作品を見て、刺激と学びをもらえる!


実はMidjourneyで画像を生成するとMidjourney コミュニティにもそのまま表示されているそうです。
(※Proプラン・Megaプランであれば非表示にすることも可能)
最初は「え!見られてるの!?恥ずかしッ!」と思ったのですが、世界中で使わているMidjourney です。
使っていくうちに、ガンガン生成される画像たちの中で私の初心者丸出しの作品なんて誰も目にとめないよね(*’▽’)
となりました(笑)
そして、この世界中の人達が作る画像がMidjourneyのFeedで見ることができるのです。
これがなんとも素晴らしい作品ばかりで、自分にない発想や色使いやら設定などなど、すごく刺激になるんですよ!
他の人の作品を見て学びをもらい、次はどんな画像に作ろう?とワクワクしながら挑戦できるのがMidjourney の素晴らしいところだなと思います。
詳しくはMidjourneyの公式ページ『Feed』をご覧ください♪
【使用レビュー】
Midjourneyは誰でも簡単に使えるのか
ここまでMidjourney の人気の理由をお伝えしてきました。
続いて、実際に使ってみて感じた率直な感想もお伝えしていきますね。
Midjourney は本当に誰でも使用できるのか?という点をご紹介していきたいと思います。
Midjourneyの操作性は?


操作は簡単です。
DiscordとMidjourneyを連携させ、botにプロンプトを入力するだけでOK!
このときのプロンプトなのですが、なるべく文章にならないように単語やフレーズを羅列すること+英語表記の方がイメージに近くなるようです。
日本語でも大丈夫なのですが、私は一度Google翻訳で英語に変えてから、コピペしています。
入力すると一度に4つの画像が生成され、1つを選択するとさらに細かい修正やプロンプトの追加も可能になりますよ。
プロンプトに関しては、種類がありすぎて正直全然使いこなせていません😭
画風や髪型から背景までプロンプト次第でものすごい作品も作れると思うので、ぜひ調べて挑戦してみてください。
大まかなイメージであれば◎
自分のイメージ通りに生成するのは難しい
Midjourneyを使う過程で、例えば先ほどご紹介した「地中海のレストラン」とか「宇宙基地」など大まかなイメージであればキレイでかっこよく生成されることが多いです。
パッと見たところ、「おぉ~!さすがMidjourney!!」となります。
ですが、こんな画像を出したいなと具体的なイメージがある場合、これを忠実に再現するのはなかなか難しいんですよ( ゚Д゚)
迷っている様子の画像をブログで使いたかったので、「悩んでいる女性、あごに指をあてている様子」をプロンプトで指定しました。
その結果、、↓↓





何か違う~!
ソウジャナイ…
これは私のプロンプト能力が低いことが原因ですが、その後も言葉を変えたり、増やしたり何度もチャレンジしましたが、イメージしているものはなかなか出せませんでした。
Midjourneyがあれば何でも出せるというわけではなく、活用するにはプロンプトを学ぶ必要性があると感じました。



思ったより簡単…ではないです💦
やっぱりAIは手が苦手?
AIは手とか指が苦手らしい‥、というのは聞いたことがありました。
そして、実際に使用して「本当に苦手だな、オイ!」とツッコミたくなりました(笑)
いや、実際は手というより「手先にあるもの」な気がします。
↓の画像は「パンケーキを食べている女の子(にじジャーニー風)」です。
可愛くできた♡と喜んでいたのも束の間、、なんかおかしい…( ゚Д゚)


パンケーキの量多すぎ!なことは置いておいて、よく見ると持っているものはツッコミどころ満載なのが分かると思います。
とても聡明なAIですが、人間と同じく苦手なものはあるようですね。
これからさらに進化していく過程の中で、こういった問題も克服していくのでしょうか。



手先問題に毎度手こずっております。
本格的な修正には学びが必要
画像は素晴らしいけれど、細々と難点の多いMidjourney。
Midjourneyでの修正も可能なのですが、画像自体も少し変わったりして微調整が難しいところなんですよ。
AIクリエイターの方々はAdobe社のPhotoshop(フォトショップ)等の専用ソフトを使って修正しているようです。
私、Photoshopは少し触ったことのある程度で、本格的には使ったことがなかったのでこの機会に学んでみたいなと思っています。
AI画像を商用で考える場合には修正技術やプロンプトの学びが必要だと感じされられましたね。



気軽に使えるけど、プロになるには技術が必要ですね!
まとめ
Midjourneyとは
- Discordを介してアクセスするAI画像生成ツールで、プロンプトに基づいて高品質な画像。
- 特にクリエイティブな分野で活動する人々に人気があり、アートやデザインに活躍します。
Midjourneyの特徴 - 高度な画像生成能力を持ち、特にアート的な画像を得意としています。
- 使い方が簡単で、他の人たちと作った画像を共有したり、アイデアをもらったりできる場所もあり。
Midjourneyが人気の理由
- リアルで高品質な画像生成ができる
- にじジャーニーなどの幅広い表現が可能
- 商用可で安心して画像を使える
- コミュニティの連携で、他の作品を見て刺激をもらえる
自分だけの特別な画像を作りたい人、クリエイティブな活動を楽しみたい人にとって、Midjourneyはとても魅力的なツールです。
ぜひ、さまざまな画像生成に挑戦して、Midjourneyを楽しんでください♪